HSP?「怒るのが苦手」なあなたが、ちょっぴり生きやすくなる方法




突然ですが、あなたはよく怒るタイプですか?それとも怒らないタイプですか?


「怒るのも怒られるのも、ものすごくニガテ…」
「怒らないといけないシーンで、怒れないのが悩み…」
「怒ってもいいことなんてないし、できるだけ怒りたくない…」



など、怒ることにネガティブな印象を持っている方、案外多いのではないでしょうか。

kasumi

わたしは全部あてはまります…


特に「怒れない」「怒り方が分からない」場合、生きづらさやストレスを感じる時もあると思います。今回は、私のように怒るのがニガテな人が、「怒ること」とどう向き合えばいいのか、を考えてみたいと思います。これを読んで、自分のことを少し理解できるようになったり、前向きな気持ちになってもらえたら嬉しいです。


目次

わたしがめったに怒らない理由

少し前に「アンガーマネジメント」という本が話題になりましたが、めったに怒らない私はスルーしていました。ですが、「なぜ私はあまり怒らないのだろう」とふと考えた時に、「怒らない」だけでなく、もしかして「怒れない」のでは?と気づきました。


「怒らない」理由も「怒れない」理由も、たくさんあります。私の場合を挙げてみました。

怒らない理由

相手の気を悪くさせないように接するクセがある
・失敗したり悪いことをした相手にも何か事情があるのかも、と気遣ってしまう
・怒るのは疲れるし、あとで後悔しそうだし、ストレス
・怒っても、相手が変わることはめったにない、と諦めがち
・結果、(年齢とともに)怒りの感情があまり沸かなくなっている

怒れない理由

・怒って相手に反論されたとき、本当に自分が正しいか自信がない
怒ったら引かれるかも、と億劫になってしまう
じぶんの感情をことばにするのが、ものすごくニガテ(時間もかかる)
・怒りの感情は、あとから時間差でわいてくる(怒るには、時すでに遅し)





私はおそらくHSP気質で周囲の表情や空気に敏感です。かつあまり目立ちたくないし、周囲との揉めごともできるだけ避けたいタイプです。この性格ゆえ、「怒る」ことがものすごくハードルが高いのだと感じます。

怒らないことで困った・辛かったエピソード

めったに怒らないので「穏やかで落ち着いているね」と長所のように言われることも多いですが、怒らないことで困ること・辛いこともあります。

怒らないことで困ること・辛いこと

<よくある>
1. たまに怒ると必要以上にビビられて、気まずい
2. 感情を自分の中で処理するのに、時間がかかる(もやもやが続く…)

<番外編>
3. わたしが怒らないと分かると図に乗る人がいる(例:職場のパワハラおやじなど)


ひとつずつ簡単に補足していきます。

1. たまに怒ると必要以上にビビられて、気まずい


普段怒らない人が怒ると、めちゃくちゃ怖がられます。怒れないと言いつつも、あまりにも…な状況の場合はさすがに怒ります。(数年に1回位?)

すると、伝えたい内容より「わたしが怒ったこと」に注目されてしまいます。ふつうの人が怒ったら「はいすみませんでした!」で終わるはず。でも、わたしが怒ると反応が違うので、「あれ?わたし、やらかした?」と、不安になります。


そして、寝る前に「怒って、本当によかったのだろうか」とモヤモヤしてしまいます。

2. 感情を自分の中で処理するのに、時間がかかる(もやもやが続く…)

同僚に、「頭で思ったことをすぐに口にしてしまう。」と言っている人がいました。その同僚は後輩などにもよく怒っているのですが、あまり悪い印象がありません。むしろ、言うべきことはちゃんと言うから後輩はちゃんと成長するし、本人もその場で言ってしまうので、引きずることがなさそうです。


一方で、わたしは、怒るべきときにちゃんと怒れません。その結果、「ちゃんと言った方がよかったのだろうか…」と寝る前にモヤモヤ悩むことも多々。伝える(怒る)タイミングを逸して、「やっぱり怒ろう!」と思っても、時間があくと、大げさになってしまいます。


結果、ますます「怒る」ハードルが高まり、仕方なくじぶんの中で消化するしかなくなります。

3.(番外編) わたしが怒らないと分かると図に乗る人がいる


じぶんに自信がない中年の男性に多い現象だと思っていますが、、、

自分より弱い=攻撃したり反論してこない相手に、必要以上に高圧的になる。いわゆるパワハラを引き寄せてしまうのです。パワハラするひとも、相手を選びます。じぶんが何を言っても怒らない人が、大好物。私は過去に2回、パワハラ被害を受けました。

怒れるようになる必要はあるのか?

では、「怒れない」わたしたち、変わる必要はあるのか。色々調べたり考えた結果、私なりの結論をまとめてみました。

1. 「怒れる」を目標にするより、「自分軸」を育てることを重視する

まず、怒れるようになろう!と思っても、感情を表に出したり伝えるのがニガテな場合はいきなり怒れるようにはなりません。むしろこの目標を持つことで、「怒れない」と自分を責めてしまうことにつながるので、やめたほうがよさそうです。

一方で、視点を変えて、自然に怒れるようになるためにできることがあります。それが、じぶんの中にある価値観や考えをしっかり育てることで、自分軸を強く持つこと


ここで、心理カウンセラー熊谷佐知恵さんの言葉を引用します。


怒れないのは、価値観や判断基準が育ちきっておらず、自分の考えに一貫性を持てないから。

まずは自分の価値観や判断基準を少しずつ大切に育てることで、自然と、自分の大事なものを守りたくなる。その結果、怒れるようになる。

引用元:https://woman.mynavi.jp/article/181016-6/  ※大幅に抜粋・加工しています


色々な考え方があると思いますが、わたしにとっては、この考え方がすごくしっくりきました。まずは自分の内面に向き合い自分軸を育てることにフォーカス、これなら取り組みやすそうです。


2.小出しに「怒る」方法を学ぶ


基本的な姿勢としては、①の「まずは自分軸を育てる」がすごくいいなと思っています。一方で、どんなことでも「技術を習得する」ことはとても大事だと思っています。


というのも、自分軸を育ててる間にも「怒ったほうがいい」シチュエーションは待ったなしに訪れるはずだからです。

本のご紹介<怒れない人向けの本があります>


さいごに、わたしが「これはまさに私向け」と思った本をご紹介します。怒るのが苦手な人に向けて、「怒り方」をタイプ別&シチュエーション別に教えてくれます

※一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事の安藤俊介さんの著書です。
 『アンガーマネジメント入門』などの著書をもつ安藤氏が、怒れない人に向けて書いてくれた指南書。




以下、概要を書籍の紹介文から抜粋:

アンガーマネジメントは、怒る必要のある時には上手に怒れて、怒る必要のないことには怒らなくて済むようになることを目指す心理トレーニングです。

怒りは自分が大切にするものを守るためにある感情です。別名「防衛感情」と言われています。
怒ることで、大切なものを守れるのです。
ここで言う大切なものとは、考え方、価値観、あり方、生き方、立場、家族、友達など、あなたが大事にしたいと思っているものです。

あなたは怒れないがために、したくないことを押し付けられたり、傍若無人に振る舞われたり、失礼な物言いをされたりと、嫌な思いをしてきたでしょう。

上手に怒れるようになる(アンガーマネジメントができるようになる)ことで、今後そうした嫌な気持ちになるのを防げるのです。

amazon 書籍の紹介文より抜粋







(補足)【#1ヶ月書くチャレンジ】について

ちなみに、この記事は「#1ヶ月書くチャレンジ」の8日目の記事として書きました。「1ヶ月、与えられたテーマに沿って文章を書き、書く習慣を身に着けよう!」という企画で、今回のテーマは、「最近怒ったこと」


最近怒ったことが全然思い当たらなかったのですが、「なぜ?これでいいんだっけ?」と、あらためて考えるいいきっかけになりました。

こちらの本にテーマが載っています↓

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この記事を書いた人

30代後半子育て中のワーママ。現在サバティカルタイム中(第二子産休中)。インプット&アウトプット・日々の試行錯誤を記録するためにブログとTwitterをはじめました。人生の後半戦を自分らしく&家族と楽しく過ごすためにできることを発信していきます。

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