【読書ログ】『最高の体調』心や体が弱いのは自分のせいではなかった

先日家族からオススメされて、「最高の体調」という本を読みました。


私なりに参考になった点をまとめて、紹介します。

目次

本の概要



この本では、

・なぜ現代人の体調が悪くなってしまうのか<原因>
・どうすれば改善できるのか<対策>


を、科学的根拠にもとづきながら解説してくれています。

読んだきっかけ


なぜ私がこのタイミングでこの本をオススメされたのか。


それは、最近体調を崩してしまった際に下記のように悩んでいたからです。


・「私っていい年して体調管理が下手だな」
・「なぜこんなに体が弱いのだろうか」
・「周囲にも家族にも迷惑を掛けてしまい自己嫌悪・・・」



思えば「体調」というざっくりしたテーマの書籍を読むのは初めてだったので、何かヒントやとっかかりがあればいいなという気持ちで読むことにしました。

感想

体調不良のメカニズムが分かりやすく2タイプに分けて紹介されていて、自分の体調不良の原因についても解明できたような気がしました。また、実際に活用できる対策も幅広く紹介されており実用性も高かったです。

特に響いたのは冒頭に書かれていた、“現代人の体調が悪いのは、自分が悪いのではない。「文明病のせい」である。” というところでした。

自分のせいではない、ではなぜ体調不良になりやすい人となりにくい人がいるのか。できる対策は何か。学んだことを整理していきます。

サマリー①現代人の心身の不調の【原因】


<原因>は【不安】と【炎症】に分かれます。科学的根拠(信頼のおける研究結果)に基づいて著者が2分したようです。)

原因①心の面【不安】

・心の面=不安

人類の長い歴史の中で、ここ最近(といっても農耕が始まった時代)発生した「未来への漠然とした不安」に対応するための機能が、進化的にまだ備わっていない。ということだそうです。

原因②体の面【炎症】


・体の面=炎症


現代社会(特に都市部)において、本来人類が必要とするものが足りないor不要なものが多すぎるor対処しきれない新しいものが出てきた 結果、体の中で、目に見えない・気づかない炎症を起こして悪さをしている。

サマリー②現代人の心身の不調への【対策】


続いて<対策>どうすれば解決するのかを【炎症】と【不安】の2つに分けてまとめます。

※私にとっては【不安】に関する対策の方が特に参考になったので、先に【炎症】について簡単に、そのあと詳しく【不安】の対策を説明したいと思います。

対策①体の面【炎症】=生活改善



炎症に対しての対策には、とにもかくにも生活改善だそうです。


具体的には、、、


・食生活(発酵食品・食物繊維などを、沢山・多様に取り入れる)
・自然に触れる(音声や動画などの疑似自然でも効果がみられる。)
・住環境(換気の重要性など)
・友人関係(孤独は病気や寿命にも大きく影響する!)
・睡眠負債をなくす(疲れが取れない→体内で炎症が悪化)



など。かなり、具体的な商品名なども書かれており、生活に取り入れやすくなってます。また、取り入れると得られる効果を、ひとつずつ最新の研究結果をもとに紹介しています。(公園にいく・観葉植物を近くにおいて仕事をするなど、取り入れやすくかつ科学的に解明された方法がたくさんありました。)

対策①心の面【不安】=自分の価値観を明確にし、価値観にもとづいた人生を送る


私がこの本で、一番読んで参考になったのは心の健康には価値観が重要、という点についてです。少し詳しくまとめます。

①なぜ心の健康のために、「価値観」が重要なのか




「価値観」というのは、向き合うのも難しく、目標とすり替えて誤解されていたり、ぼんやりした印象があります。ですが、自分の価値観を明確にして価値観に沿って生活を送っていると、いいことがたくさん起こるらしいです。



・将来に対する不安がなくなる
・自分をいたわる行動が自然に取れるようになる
・収入がアップ
する ※研究データあり




「自分の価値観を見定めて、それに合う行動を増やす」ことを、最新の心理療法でACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)と言い、非常に高い成果が出ており有益性が証明されつつあるそうです。

②「価値観に沿って生きるのは無理」に対する実践的な解決策



「価値観に沿って生きる」ことがいいことなのは分かりますが、「自分の価値観に沿って生きること自体、現代社会においてはすごく難しいのでは?」と私は社会人になってから感じていました。

それに対して、この本では、ある手法に沿って個人ワークを行うガイドで下記のことをクリアにする手助けをしてくれます。



・自分の「本当の」価値観は?
具体的に価値観に沿った行動を、今の生活にどのように取り入れる?


この2点がクリアになると、<価値観にひもづいた日々のTODO>が見える化され実現可能な気がしてきます。



具体的な手法名はこちらです。

————————————————————————————
・価値評価スケール(価値観明確化の手法①)
・パーソナルプロジェクト分析 
    →上位分析(価値観明確化の手法②)&下位分析(行動の明確化の手法)
・イフゼンプランニング(毎日の習慣化の手法)
・3に基づくタスク処理方法
————————————————————————————

詳しい説明はここでは割愛しますが、私は本を片手に実際に取り組んでみました。

③実際に私がこの本で得られた成果



②で挙げたワークに実際に取り組んだ結果の気づきをまとめます。

・今の会社員生活(&仕事内容)は、自分の価値観に全く沿ってない
 
・価値観に沿っていないから、自分をいたわることも後回しになってしまう
 (≒価値観に沿っていないので現状維持のために必要以上に労力が掛かってしまう)


・その結果、精神面では謎の不安が常につきまとい、体調を壊しがち。


→当初読む前に期待していた通り、「体調を壊した原因を言語化」できました。


続いて、価値観に沿った人生を送るために、下記もワークをして言語化してみました。



・今すべきことの優先順位
・具体的な活動として、日々のTODOをリスト化




もちろん、やりたくないけどしなくてはいけないことも多々あります。これらは、かつてないほど時短でこなすことで対処していく必要があるな、と思います。

下記を読んで対処策を身に着けつつあります。(2023.3.14追記)

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このワークは、月に1回くらい見直すのがいいそうなので、またモヤモヤしてきたらやってみようと思います。


まとめ


本書では、実際に私も読んで手を動かしてみて、下記のような成果が得られました。


現代人の心身の不調は文明病であり、「自分のせいではない」ことが分かる
・不調の原因を明らかにして、取るべき対策を学べる
・最高の体調を維持するべく、自分なりの日々の行動計画を立てられる



こういった体調関連の書籍は初めてでしたが、もう少し色々読んでみたいなと思います。

kasumi

書籍を読んで学び、自分の日々の生活に取り入れる。
これまであまりしてこなかった学習型の読書が出来て有意義だった!

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この記事を書いた人

30代後半子育て中のワーママ。現在サバティカルタイム中(第二子産休中)。インプット&アウトプット・日々の試行錯誤を記録するためにブログとTwitterをはじめました。人生の後半戦を自分らしく&家族と楽しく過ごすためにできることを発信していきます。

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